2021年10月からの郵便物のサービス改悪まとめ

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はじめに結論

普通郵便物・ゆうメール・特定記録は土・日・休日に配達されなくなる
普通郵便物・ゆうメールはお届けまでにかかる日数がさらに1日かかる
配達日指定郵便の土曜日指定が32円→210円
ゆうパックやゆうパケット等の通販・フリマ系サービスは変更なし
土日も配達する速達郵便が約1割引

年賀状を送ることは仕事以外ではほとんどなく、普通のはがきを使うのは抽選の応募くらいしかなくなったのですが、値上げだけだった郵便物が日数関係も改悪されることとなりました。
民営化で良くなったのか悪くなったのか結局良くわかっていませんが、そもそも民営化って何?と言われる時代になったと思うので触れないことにします。

土曜日配達をするサービスの減少

実は郵便法という法律で「月曜日から土曜日までの六日間において、一日に一回以上郵便物の配達を行うこと。」と決まっていたので土曜日も配達していました。
2021/2/15に成立した改正郵便法により、「月曜日から金曜日までの五日間」に変更されたので、じゃあ別に土曜日はやらんでええやんとなったため、配達するのをやめるわけです。
あれ?民営化で民間企業になったのでは?利益を求めるのであれば土日も配達した方が良いのでは?と思う方もいるかと思いますが、それは私も同じです。

おそらく、普通郵便物やゆうメールの利用は少ないので大きな影響はないと思われます。フリマや通販等で大多数を占めるのがゆうパックやゆうパケットだと思いますので、ウエイトの重い部分はこれまでと変わらないというわけです。

お届けまでにかかる日数が+1日

これまた郵便法の話になりますが、今までは「原則3日以内に配達する義務」が改正により「原則4日以内」に変わったため、じゃあ木曜の郵便物は月曜日に届ければええやんとなったためです。何なら土曜日の配達をやめる関係で、「郵便物の送達日数」に配達を行わない曜日を算入しないので、じゃあ木曜の郵便物は火曜日に届ければええやんにもなる可能性があるというわけです。

とはいえ、こちらもゆうパックやゆうパケットは含まないですし、特定記録も土曜日配達こそなくなるものの3日以内の計算のままですので、影響は少ないものと思われます。

配達日指定郵便の土曜日指定の値上げ

人生で使ったことがある人の方が少なそうなサービスではありますが、こちらも土曜日は特別対応になる関係で178円の値上げ。平日でも土曜日でも祝日の場合は休日扱いとなる点は変わらないままです。
そもそも窓口でしか利用できないサービスなので、その手間とコンビニでも発送できるゆうパックで日付指定する手間のどちらを取るかと考えると…という感想しか出てきません。

速達料金は値下げされる

ほぼ翌日くらいまでには届けてくれる速達サービスについては、30円~60円ほど値下げされるようです。速達指定であれば土日休日でも配達してくれますし、お届け日数も変わらないまま安くなるので、使う方には良いニュースかと思います。

逆にフリマや通販の利用者的にはあまり関係のない話かも知れません。速達はポストでも必要額面分の切手が貼ってあれば対応してくれますが、当然ながらポストの回収時間が過ぎていた場合は郵便局へ急行することとなります。
土日に変な金額の切手を買うためにコンビニめぐりをする必要がなく、信書も送れるレターパックライトをずっと使っていたので、私は使ったことはありませんでした。

おわりに

土曜日の配達が値上げするのであれば土曜日の仕事は賃上げしてくれと思う方が多いとは思いますが、残念ながら雇用契約時に土曜日を法定休日に設定する義務はないですし、基本給に休日手当が含まれていれば別途支給はないので、そちらの改正は会社側が頑張らない限りは変わりません。
どちらにせよ、通販とフリマばかり使っている自分としてはあまり関係のない話ではありますが、これらの改正対象となる方式を頻繁に利用する企業が年度の途中の10月に料金が変わってしまうことにより発生する経理作業のことを偲び、合掌したいと思います。

2021年10月から郵便物(手紙・はがき)・ゆうメールのサービスを一部変更しました。 - 日本郵便
2021年10月から郵便物(手紙・はがき)・ゆうメールのサービスを一部変更しました。
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